ジャンレスソロアーティストにしてモラリスト。
1997年から若干19歳にしてソロ名義でバックバンドを率い、千葉のインディーズシーンを席巻した。
一貫したパンク的精神がレベルミュージックとして、現状を曖昧にされた一般概念や、封じ込められた疑問を根底から呼び起こしてくる。
攻撃的社会性と内向的人間性が、ただのバンドサウンドという枠を大きく超えたアンサンブルで表現されている。
主な概念として弱者、負け組、女性などのナイーブな視点から歌われる曲が多いのだが、それは悲観を生まず、むしろ高邁な姿勢で現状の肯定えを宣揚するかのような印象をもたらすと同時に、内向的に含蓄のある個人レベルでの精神に虚飾の無い自分自身を発見させる。
ライブとしてはオーディエンスが引きまくるほど、指差しで罵声をあぴせるような直接的パンクパフォーマンスの時代もあったが、その手法も時代によって変化してきた。
現在はピースフルなダンスチューンがメインのナンバーとなっている。会場全体が一つに盛り上がり、そこに感情的で哲学的な詞のフレーズが更なる高揚をあおり、相乗効果をもたらす。
かつてはあくまで自然体のライブパフォーマンスを貫いてきたが、昨今はパフォーマーとしてのキャラクターをステージ上で仕立て上げることで、逆にオーディエンスに分かりやすくかつ、より諷詠的になったとも言える。